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2008年6月

学校教育における情報とコンピュータの利用について

学校教育の現場にコンピュータを積極的に取り入れようという動きは、CAIComputer Assisted Instructionの略であり、コンピュータ支援教育などと訳される)などの形で、1980年代頃に始まったものであり、それが1990年代以降、マイクロソフト社のWindowsシリーズの出現やコンピュータ・ネットワークの大きな発達により、「情報を使いこなす力」としての「情報リテラシー」なる概念も普及し、その動きは、近年さらに加速している。

現在日本のインターネット利用人口は8,000万人を超えるといわれており、各メディアは、現代社会を指して、IT社会、あるいは情報化社会と呼んでいる。

ところで、平成18年に改正された教育基本法の第二条の1項には、教育の目標として「幅広い知識と教養を身に付け」ることが謳われている。

もし学校教育におけるコンピュータの活用が占める位置を、上記の条文の中に求めようとすれば、「幅広い知識」に当るのではないかと私は考える。確かに現代社会においては、コンピュータを用いて、インターネット上のWorld Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)、いわゆるWebを参照することで、世界中から膨大な情報、すなわち「知識」を得ることができる。また、学校教育の現場でのコンピュータの用途は、インターネットだけではなく、上述のCAIの流れを汲むeラーニングと呼ばれる、数学・国語などの既存科目の自習教材的なシステムもあり、広く普及している。しかし、インターネットから引き出せる情報はあまりにも多く、また周知の通り信頼性に欠ける情報も少なくない。このような現状では、自分に必要であり、かつ信頼できる有用な情報を、いかに識別するのかという、本当の意味での能力検索能力の開発が不可欠であると考えられる。また、インターネットによる情報検索と同じく、eラーニングについても、利用する教師はその長所と短所をしっかりと見分けて、適切に用いる必要があることは言うまでもないことである。

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