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天には栄え~Hark! The Herald Angels Sing~

天(あめ)には栄え 御神(みかみ)にあれや
地(つち)には安き 人にあれやと
御使(みつか)い達の たたうる歌を
聞きて諸人(もろびと) 共に喜び
今ぞ生まれし 君をたたえよ

定め給いし 救いの時に
神のみくらを 離れて降(くだ)り
いやしき賎(しず)の 処女(おとめ)に宿り
世人(よびと)の中に 住むべきために
今ぞ生まれし 君をたたえよ

朝日のごとく 輝き昇り
御光(みひかり)をもて 暗きを照らし
土より出(い)でし 人を生かしめ
尽きぬ命を 与うるために
今ぞ生まれし 君をたたえよ

賛美歌98

この賛美歌の原曲である「Hark! The Herald Angels Sing」は、英国国教会の信仰覚醒運動であるメソジスト運動の創始者ジョン・ウェスレーの弟であるチャールズ・ウェスレー作詞による、世界中で最も愛されているクリスマス・キャロルの一つである。

そして日本においても多くの訳詩が存在し、キリスト教会ではこの時期、必ずといっていいほど歌われている。

中でも、私が最も気に入っている訳詩が上に紹介したものである。

最近新たに訳しだされたものには、もっと原詩に忠実なものがある。

しかし、言葉の美しさと詩情、また詩としての言葉遣いの巧みさにおいて、この訳詩は最高のものであると、私は個人的に確信している。

なにより、先日私が『この聖き夜に~キリエ・エレイソン~』という記事において黙想した、「世に降りながらも、光として輝き昇った」というキリストにおけるクリスマスの「黄金の道」をはっきりと指し示しているのである。

いやむしろ、私は「黄金の道」について、先日は無自覚に黙想していたのであるが、改めて考えれば、その黙想は、私の心に沁み込んでいたこの賛美歌98の歌詞から浮かび上がってきたものであったのである。

クリスマスの夜、キリストは「神のみくらを 離れて降(くだ)り」ながら、しかし「朝日のごとく 輝き昇」ったのである。

この訳詩の訳者は、残念ながら不詳である。

しかし、歓ぶべきことは、この「降りつつ昇る道」は、昔から日本人キリスト者たちの霊性のうちに深く根を下ろしてきた真理であったということである。

このことの故に、私は日本人キリスト者として、日本語によって、日本的な霊性を築き上げられていることを、心から主に感謝している。

 神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。
 これは、神を求めさせるためであって、もし探り求めることでもあるなら、神を見いだすこともあるのです。確かに、神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。   
使徒の働き17章26節、27節

ほむべきかな。イスラエルの神、主。とこしえから、とこしえまで。
すべての民が、「アーメン」と言え。
ハレルヤ。   詩篇106編48節

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